リフォームで叶える理想の「終の棲家（ついのすみか）」

これからのシニアライフに向けて、建て替えも検討しましたが、父が遺してくれた長く住み慣れた家と庭を壊すことなく快適な生活を得たいと考え、リフォームを選択していただいた家をご紹介します。

シニア世代のご夫婦と高齢の母親、ワンちゃん１匹の暮らしの中で、ワンちゃんも含めたみんながくらしやすいよう間取りや収納・仕上げ材料を検討しました。

また主な間取りの変更点は、和室を８畳から６畳に変更し、その分リビングを広げるプランを採用いただいた点です。

こだわりポイント: ペットと暮らす

リフォーム部分: リビングダイニング／寝室・個室／キッチン／バス／屋根・外装・外構・造園等

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リビング

６畳和室の居間を縁側も含めて、10畳の洋室リビングに変更。

天井を高くしたリビングは開放感があり、下屋部分は杉板張りにして、間接照明を設置しました。
また、ワンちゃんのために滑りにくく、傷や汚れも付きにくいペット用フローリングや段差のないテラスなど、ワンちゃんと一緒に暮らしやすくする工夫も行いました。

「リフォーム前は、それぞれの個室で過ごす時間が多かったが、今は広々としたリビングで家族と過ごす時間が自然と長くなりました」
とお話しもいただきました。

キッチン　外側

造り付けの壁面収納が古く、使いづらいため、料理好きの奥様は「たくさんある調理家電をうまくレイアウトしたい」との要望でした。

そのため、キッチンの周辺収納を上手く配置し、カウンターを多めにすることで、スッキリと整理できるように施工しました。

キッチン　内側

「ワンちゃんを見守りながらキッチンに立ちたい」という思いから、対面キッチンを選びました。

キッチンから見渡せるリビングとテラス、その奥に広がる公園の風景を含めた庭の緑が見えるようになり、四季の景色が楽しみだとおっしゃられてました。

テラス

お父様が遺してくれた和風の庭。

その飛び石や、下草を活かしてワンちゃん用のテラスをつくりました。
このテラスは、リビングからの段差を少なくすることで、愛犬の足腰の負担を軽減することができました。

まさに、ご夫婦のワンちゃんへの愛情です。

和室

8畳の和室を6畳へのリフォームを提案したのは、普段みんなが集まるリビングを心地いい空間にしたかったからです。

しかし、お父様のお気に入りだった和の空間は大事にしたいとの思いから、既存の鴨居、長押、廻り縁や縁側の桧の床板などは再利用し、筬欄間（おさらんま）は奥様の希望で、和室側からのみ見えるように納めることでお父様の思いを引き継いだ和室にしました。

さらにジュラク壁を塗替え、畳を新調した和室からは、庭が眺められ、以前の趣を引き継いでいます。