小さなお客様 子供部屋への思い
2017.12.21
カテゴリー:リフォーム タグ:
小さなお客さま
お客様の家に伺い、打ち合わせを重ねていきますと、お子さん達と話す機会があります。小さいお子さんは、こだわりなく話しかけてきます。聞いていますと、色々な話をしてくれます。描いた絵を見せてくれたり、本を持ってきたり、ユニークな考えを披露してくれたり、とても新鮮でおもしろいです。
思い出の詰まった部屋
お子さんの話を聞いていると、子供部屋のイメージが浮かんできます。子供部屋は、これから先長い時間過ごす空間です。日常の中で生活が記録されていきます。思い出ができ、成長、変化の中で毎日過ごす部屋です。どのような部屋、どのようなインテリアかによって毎日の生活が変わってきます。気に入った部屋と、ただ与えられた部屋とでは住み心地に差が出ます。
実家に残る自分の部屋
独立してからも実家に帰り、自分の部屋を見て昔を思い出します。懐かしく思いますが、そこで過ごした時は二度と戻ってきません。多感な年ごろに暮らす部屋なので、快適に気に入った生活ができればと思い、プランを作っていきます。もちろん制約はあります。
制約の中のバランス
広さ、明るさ、通風、収納などプラン上の制約は多くあります。むしろ、ほとんどのケースは制約の中で工夫してプランを作ります。ご両親の要望は明確です。収納をある程度確保し机、ベッドが入るスペースを希望されます。そしてご自分の描くプランを説明されます。
自然な部屋、無理な部屋
なんとなく居たくない部屋があります。それこそ寝るだけの部屋です。自分の部屋ですと多くの時間を過ごします。できればゆったりしたいものです。詰込み過ぎたり、理詰めで作ると無理が出てきます。特に狭い部屋は工夫が必要です。当たり前に部屋を作るだけでは解決しません。
子供部屋プランの解答
2017.12.21
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子供部屋のご相談
大きくなったお子さんのため、子供部屋を作りたいとご相談をいただきました。家の中で使えるスペースは9.5帖の洋間です。家具はベッド、机、本棚を置く予定です。2部屋に分けるプランです。
問題点
通常なら、2分割すればスペース的には問題ありません。しかし問題は窓が部屋の角に2カ所あり、入口の位置を考え分割しますと窓の無い部屋ができてしまいます。またできれば、永く使いう部屋なので狭く感じない部屋を作りたいと思いました。
打合せ、プラン決定
プランを作り、プレゼンを提出します。空間に詰込み過ぎて窮屈にならないようにします。入口、窓の位置を考慮して、部屋を斜めに区切るプランで決定しました。本棚は既製品を2台裏表に設置し、壁にはめ込みました。
完成
どちらの部屋も机が窓のそばにあり、開放感があります。仕切った斜めの壁は長さがあり、実際以上に部屋が広く感じます。三角形の部屋は変化とゆったりとしたスペースが得られました。