施工事例

台所 リフォーム

■ 施工前 ■
今回依頼されたリフォームは、おばあちゃんが怪我をされ、退院後自宅に迎えるためのリフォームで、足腰が弱くなったおばあちゃんが、快適に安全に過ごせると同時に、家族が安心して介助できる住み良い住空間を望まれました。

 

■ 施工後 ■
ダイニングとキッチンを隔てる壁をオープンにしながら、キッチンとはセミ対面形式としました。
リフォーム前の部屋形状や窓位置などを考慮して、シンクを介しての対面ではなく、部屋での対面としながら、配膳などの作業効率を向上させています。
カウンター横に設置した手洗い器は、食事をする際の手洗いはもちろん、水割りなどの水補給にも役立っています。
お客様からのご要望もあり、収納スペースを十分に確保しました。
収納クロゼットはもちろん、出窓下空間や壁体内空間を利用して収納棚を設けています。
また、対面カウンターの上下に収納棚を設置すると共に、カウンターサイドのパソコン設置を考慮して、LANやケーブルTVの取り出し口などを配置しています。
この棚を構成するにあたり、角柱を銘木である「ムロ」の変木で提案しました。L・Dのシンボリック的なアクセントになると共に、お茶の先生をされるお施主様にとって、親しみ深い空間を構成しています。

トイレ リフォーム

■ 施工前 ■
和式の段付きトイレから洋式に変更するのはもちろん、ヘアーサロンにおける店舗トイレとしての機能を持った、お客さんが入室した時に、ちょっと安らげるトイレ空間であって欲しいと望まれました。
また、トイレ向かい側の物品管理室への出入りの時、お客さんが開閉するトイレドアとぶつかり合わないようにして欲しいと言うことでした。

 

■ 施工後 ■
美容室におけるトイレリフォームの依頼を受け、材木屋としての発想を生かし、「木」の持つ温もりや、優しさが漂う、居心地のよいトイレ空間をめざしました。
床は滑りにくいタイル仕上げとして、清掃性に配慮し、水廻りの地松カウンターは、防水対策として、木の風合いを損なわないように、塗装を施しています。
天井に用いた杉の羽目板は、手あか止め程度で、素地をそのまま生かすとともに、壁には珪藻土を用い、「和」の雰囲気を出しながら、ダイナミックに仕上げています。

居室介護リフォーム

■ 施工前 ■
車いすを用いた要介護生活において、衣食住をともなう日常生活は、介護を受ける側も、介護を行う側も、より安全に、より気落ちの良い楽しい介護生活を望むと共に、なによりもそこに住まう人が、便利で安心して暮らせることが大切だと思います。そこで今回、高齢者の生活介護を考慮した安心できる快適な住空間を提案しました。

 

■ 施工後 ■
車いすの介護生活を主体とした連続する動線の中で、寝室を拠点としながら、玄関や店舗などのパブリックなエリアと、寝室やトイレなどのプライベートなエリアとを、フリーゾーンを中心に配置し、間取りの構成を整理しました。玄関からフリーゾーンを介して直線的に寝室へアプローチ出来ると共に、そのまま庭側の廊下へ出て既存ダイニングキッチンへ行ける効率的な動線を確保しました。
2階のおばあちゃんの部屋に行く階段を、既存位置から大きく変更して寝室内へ取り込むことにより、おばあちゃんが2階への往来に気を配ることが出来、便利になると共に、従来の階段が設置されていた廊下は十分な広さが確保され、車いすによる客間へのアプローチを容易にしました。
階段の設置とともない、十分な天井高を確保し開放的な空間にすると同時に、電動開閉のできる天窓の効果によって十分な採光と自然換気が行えます。また、必要に応じた機械換気にも配慮しました。

手洗い空間 リフォーム

 

今回依頼されたリフォームは、おばあちゃんを介護するための住みよい住空間を作る事と、急な階段などを改善し、安全で、ゆとりのある生活空間を作りだす事にあります。
現状は、昔ながらの座敷を中心とした間取りで、廊下幅も狭く、階段も急な状態でした。
便所の横に配置した手洗い空間は、多目的ホールにおける玄関からの入り口と、階段室との交点にあり、開放的な空間を演出しながら、その空間のシンボリック的な存在になっています。
また、おばあちゃん室に、車いす用の洗面化粧台はあるものの、この場所でも車いすを利用するおばあちゃんが、手洗いできるように、そのキャビネットと配管部分を工夫し、キャビネットの扉を開くことで車いすでも容易に手を洗うことができるようにしました。