デンマークの家具
2018.05.14
カテゴリー:日々のつぶやき タグ:
北欧住宅のインテリア雑誌が好きで時々購入してしまいます。
木のぬくもり、温かみのある空間に個性的なテーブルやデザインの異なるダイニングチェアが置かれていたり、ポストカードや絵、素敵なテキスタイルのカーテンだったりと見ていて本当に穏やかな空間で、それが好きです。
デンマークの冬は長く寒く、自宅で過ごすことの多い国だそうで、家族や友人を招いてゆったりと過ごす家には家具ひとつひとつにもこだわりを持って選ばれている人が多いそうです。
家具は生活の一部、5年で壊れてしまうものは買わない。時間をかけてでも気に入ったものを置きたい。座る椅子は人の体形により形が異なってもいい。
そういった発想は文化的なものかなと感じました。なぜなら以前うちでダイニングテーブルの購入を考えた際、セット販売の中からどれが一番気に入ったものかをあてはめながら選んでいたことがありました。 その時バラバラの椅子でもいいかなと考え主人に相談した際、おかしい気がすると言っていました。見慣れないものはやはり違和感を与えるのかなと思いました。
結局今の賃貸になんとか収まるサイズで気に入ったものがなく、妥協して購入すると愛着がわかなかったり一時的なしのぎになってしまいお金を無駄にしてしまうと思って、既存の白い単色テーブルにメープル調のシートをホームセンターで購入して自分で貼りました。
今の暮らしは最初にある規格の中に私物を落とし込み、その中で居心地を求める生活をしているので、URなど内装を自由にいじれる賃貸だと自分自身の好きな空間をもっと追究したり、試験的に壁など変えてみて仕事にも活かせたりするのかなと思ったりします。
プロダクトデザインの話ですが1990年代のデザインは企業側のメッセージをプロダクトに入れていく 'プロダクトアウト' 2000年代は市場ユーザーの視点でものづくりをしてきた 'マーケットイン'
そして4年前の記事をたまたま今日見つけたのですが、東京工科大の石塚教授が話されていたのは、部署を超えた人々とのつながりから生まれる知恵とお客様と実際につながって、ものつくりをしていく時代に入るのではないかとの事が書かれていました。
建築関連に結び付けて考えるとDYIが多くなった昨今。住む人が自身で考え創る事でより一層住まいに愛着がわくのだろうなと思いました。
そのような時代の中、専門家だからできることは何か考えてます。