
光と風を通すスケルトンリフォーム
お子様の小学校入学を機に、両親から鉄骨造3階建ての最上階の住まいを引き継ぐことになったS様。新生活にふさわしい空間づくりを目指して、スケルトンリフォームを決意されました。
コンセプトは、明るく風通しのよい間取り。光と風が通り抜ける開放的なLDKをつくり、家族みんなでのんびりと過ごせる温かな空間を実現しました。
内装のテーマは、和モダンテイスト。オークの床材やホワイトの壁紙でシンプルにまとめ、和室の「京からかみ」のふすま紙が映える空間に。リビングとつながる家事動線のよいキッチンや、家族共用のスタディスペースを配置し、日々の暮らしやすさも向上しました。
【キッチン移動で家事効率アップ】
住まい全体のスケルトンリフォームで解決したかった悩みの一つが、孤立したキッチン。家族が集まるLDKをつくり、家事動線をよくするため、キッチンの位置を変えることになりました。
キッチンの移動にあたって課題となったのが、床下の排水管の勾配をとるため、キッチンの床がわずかに高くなること。この高低差は事前にお施主様にもご理解いただき、違和感を最小限に抑える工夫として、リビングとキッチンで床材を変えることにしました。リビングにはフローリング、キッチンにはフロアタイルを採用し、自然な空間の区切りを演出しています。
リフォームの結果、キッチン・リビング・ダイニングの一体感が生まれ、家事効率が大幅に向上。調理しながら家族と会話を楽しめるようになり、お子様が遊ぶ傍らで食事の支度をするなど、家族が自然と集う空間が生まれました。
【家族で使うスタディスペース】
リビングに勉強ができるスペースがほしいということで、爽やかな朝日が入る場所にカウンターデスクを設置しました。朝の光を浴びながら勉強をしたり本を読んだりと、心地いい時間が過ごせそうです。
デスクの隣には、壁の厚みを活かしたニッチ収納を。本好きな奥様のために、文庫本に合わせたサイズで造作しました。可動棚になっているので、収納する物のサイズに合わせて高さを変えることもできます。
【整理整頓しやすい子供部屋】
クローゼットは扉のないオープンタイプで、何がどこに収納されているか一目瞭然。持ち物が管理しやすく、扉の分だけコスト削減にもなります。壁面にはストライプ柄の壁紙を張って、アクセントにしました。
リビングと隣接する子供部屋は、幼少期から思春期まで使いやすい空間。幼少期にはリビングの延長として使えて、お子様の衣類やおもちゃの片付けも手間いらず。成長して自室にこもるようになっても、トイレやお風呂へ行くときはリビングを必ず通るため、自然と会話も生まれやすいです。
【楽湯で叶える贅沢バスタイム】
住まい全体のスケルトンリフォームとともに、浴室の場所を移動してサイズアップ。窮屈だった1216サイズのユニットバスから、1416サイズへ交換しています。浴槽にも洗い場にも20cmのゆとりがプラスされたことで、お子様といっしょに入浴しやすくなりました。
奥様の憧れだった「楽湯」を入れるため、TOTOのハイグレードのシステムバス「シンラ」を採用。たっぷりのお湯で肩まわりをじんわりと温める「肩楽湯」と、ジェットバス水流が腰に心地いい刺激を与える「腰楽湯」が搭載されています。
「楽湯は大正解!毎日使っています」とS様。おうちでスパのように贅沢な時間が過ごせる浴室で、毎日のバスタイムがより楽しみになったそうです。
【ゆとりある洗面室へ拡張】
約1畳で窮屈だった洗面室を、少し広げて約1.5畳にリフォーム。三人家族でゆとりをもって使える洗面室になりました。
ゆとりある空間を実現したもう一つの秘密は、ドアを開き戸から引き戸に変更したこと。コンパクトな空間でも、人にぶつからず開閉できます。
洗面台は大容量のキャビネット収納が特徴的な、TOTOのオクターブ。二段の引き出しは奥までたっぷりと収納でき、広々としたボウルの左右にも物を置けるスペースがあります。壁付水栓は根元に水がたまらないので、水垢がつきにくくお掃除も楽々です。
【お手入れ楽々キャビネット付トイレ】
古くなりお手入れが大変だったトイレを、木目調の優しい雰囲気のトイレへとリフォームしました。
TOTOのキャビネット付きトイレ「レストパル」を採用。背面のキャビネットにタンクが収納されているのでホコリがたまりにくく、タンクレスのようなすっきりとした見た目になります。手洗いも別に設置する必要がないため、コンパクトなトイレ空間にも最適です。
クッションフロアや壁紙も張り替えて、さっぱりと清潔感のある空間に。便器はフチのない形状で、ぐるりと拭くだけでキレイになるので、お掃除も楽々です。
【風を取り込む新しい玄関ドア】
玄関ドアもYKK APの「ドアリモ」でリニューアルしました。
住まいの風通しの悪さを改善するため、通風タイプの玄関ドアを採用。ドアを閉めてカギをかけたまま、自然風を採り込むことができます。玄関からリビング、バルコニーへと風の通り道ができ、住まい全体の空気環境がよくなりました。
【光を招き入れる玄関】
玄関には窓がないため、リビング側から光を導くガラス入りのハイドアを採用。シューズボックスもハイドアと色を揃え、統一感のある空間になりました。
シューズボックスは、上下にボックスが分かれたタイプ。収納量をたっぷりと確保しながら、お気に入りの雑貨などをディスプレイするスペースも大きくとることができます。
Before&After 図面
光の届きにくかった中央の居間をバルコニー側の部屋とつなぎ、光や風が入る心地いいLDKへ。寝室・子供部屋・和室・水回りがすべてリビングと直結する新しい間取りは、家族の自然な交流を促します。
事業所情報
イワブチでは『打合せ』・『色決め』・『施工管理』・『アフター点検』一貫して専任担当者が行っています。よりお客様のことを理解し、お客様に合ったご提案、商品選定が出来るよう常にお客様の事を考えます。何でもお話下さい。心と心のお付き合いそれが『ハートフルリフォーム』です。