念願のリフォームで快適新生活
50年以上生活して古くなった台所や居間など不便な面も多くなり、その他の部屋とのつながりを徹底的に見直しながら、浴室などの水廻り空間も含めて、リフォームすることにしました。
これまでの問題点は、特に台所(ダイニングキッチン)と、居間(リビング)とが廊下で隔てられ、お母さんは、台所作業をしながら、居間でくつろぐ家族と話をしたくても、できない不自由さを感じていました。
また、建物も古く、夏暑く、冬寒い生活を強いられ、季節によっては、つらい時期もありました。
居間も、昔ながらの間取りで、和室の横に縁側が配置され、直接外気に触れる外窓がない為、閉鎖的な空間で、居心地もあまりよくありませんでした。
こういった不満を解消しながら、家族がいつも寄り添える快適な住空間を望まれました。
家族が集う、だんらんのLDK
家全体の動線を見直し、既存の構造に配慮しながら、台所と居間、それらを隔てていた廊下と合わせて、十分な広さを持つLDK空間として一体化しました。
このLDKを中心として、勝手口や水廻り、各自の部屋や玄関など、諸室とのアプローチを考え、配置や出入り口を計画しました。
また、リビングにはクロゼットのほか、見付けの壁面を全てキャビネットにするなど、収納性の向上にも配慮しています。
居間と縁側を隔てていた構造体としての柱は、エアコン設置用の壁として活用しました。
キッチンからつながる快適な水廻りエリア
キッチンから勝手口ホールを介して、脱衣室や浴室をつなげ、主婦動線に配慮したプランにしました。
脱衣室は、メーターモジュールで、少しでも広くすると共に、壁厚を利用した脱衣収納を設置しています。
3枚引き戸の浴室(断熱ユニットバス)とつなげ、ゆとりのある脱衣室空間に仕上げています。
キッチンからつながる便利な勝手口と勝手口ホール
キッチンで作業をしながら、洗濯や、その物干し、買物やその搬入など、外部とのつながりを考え、キッチンから勝手口ホールを介して、勝手口を設けました。
その勝手口ホールには、屋内で安全に灯油の給油ができるように、専用の屋内給油ガンを設け、雪や雨などの天候の影響を受けない、安全な灯油給油コーナーを設けました。
利便性が向上した、新しい勝手口空間
日常生活における外部とのつながりで、玄関とは別に、勝手口は重要な役割を果たします。
日々の家族のちょっとした出入りや、買物などの搬入、ゴミ出しや物干し、庭作業での出入りなど、生活に密着した空間だと考えます。
以前の勝手口位置を見直し、キッチンに隣接したホールに勝手口を設け、オイルタンク置き場と合わせたポーチで、出入り時の雨濡れをふせいでいます。
事業所情報
弊社は、「新村木材店」で培った木のスペシャリストとしてのノウハウを生かしながら、「一級建築士事務所」としての住宅の、新築やリフォームを請負い、自然素材を使った快適な住空間を提供しています。