新築住宅の経過報告 土台

2017.06.02

カテゴリー:新築 タグ:土台

現在進行中の新築現場で、先日、土台引きを行いました。基礎コンクリートの上に土台となる木材を敷いていく作業です。

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この建物の土台は、通常90㎝間隔で配置する『大引』を45㎝間隔で配置し、仕口で組んでいます。地震の揺れに対して床でもしっかり支えるからこそ大地震にも耐えられる強い家になります。

土台には、樹齢1000年クラスの『米ヒバ』を使用しています。幹が1㎝成長するのに30年を要するほどゆっくり育つので年輪が細かく、堅く締まっていて土台に最適です。

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ヒバには " ヒノキチオール " と呼ばれる成分が含まれており、優れた殺菌効果を発揮します。ヒバで建てられた家はシロアリなどの害虫に強い特長がある一方で、人体には全く無害、それどころかリラックス効果まである素材なのです。

土台の下にある黒いものは「基礎パッキン」です。床下の通気・換気性を高めて木材の腐朽を抑制し、土台からの湿気が基礎へ浸透するのを防ぐ働きがあります。

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この土台から突き出ている金物は「アンカーボルト」といって、柱と基礎を接続するために用いられます。地震や台風などで基礎と柱が外れたりしないようにしっかり固定する役割があります。

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