セカンドライフ 夫の退職を前に、老後の生活を より豊かにするためにリフォーム
「本格的に老後の生活に入ってしまうと、気力が失せて家のこともどうでもよくなると聞きました。そうならないように、家を整えるなら夫が再就職で働いている今しかない、と思ったんです」と、カフェスタイルのキッチンでコーヒーを淹れながら話してくれた奥様。元気なうちに、老後のための準備を。そこで、友人間で評判の高かったマエダハウジングに相談した。「一番変えたかったのはキッチンです。壁のある独立型で、暗いし、暑くて。こんなキッチンで1人で台所仕事したくないと思いました」と振り返る。
工事の初めに家族で参加したのは、このキッチンの壁の解体体験! スタッフの指導のもと、「長年苦しめられてきた、憎い壁を自分で壊すのは爽快でしたね(笑)最初は遠くから見ていた夫が、一番活躍してくれました」と奥様。
奥様のリフォームのテーマは「キッチンに住む」。明るい光が差し込むアイランド型のキッチンの背後には、デスクとして使える奥様専用のカウンターも設置した。アイロンをかけるとき服がシワにならないように、カウンターの奥側にはそでや見ごろを下に落とす横長の穴もあいている。窓辺のアイアンバーには、アイロン後の衣類をかけることもできる。天井のスピーカー付き照明からお気に入りの音楽を流し、家事をしながらリラックス。奥様が1日中居たくなる、家の中で最もくつろげるキッチンになった。
ダイニング・キッチン
壁にレンガを配したカフェ風のキッチンで、コーヒーを淹れながら息子さんと談笑する奥様。老後に備え、ダイニングテーブルではなくカウンターで食事をとるスタイルに
キッチン
独立型キッチンの壁を外し、明るく広々としたアイランド型キッチンに変更。冷蔵庫の横に「今日のコーヒー」を書いた黒板を掲げてカフェ風に。右手前はアイロンをかけたり洗濯物をたたんだりするときにも使うカウンター
玄関
玄関横には趣味の自転車を置く広々とした土間を用意
キッチンと合わせたレンガ調がイギリスブランドの自転車にマッチ。手すりは潮風に当たってもさびないアルミ製
ワークスペース
息子さんの部屋にはスペースに合わせてカウンターを設置。カーペットからフローリングに替え、かなり居心地が良くなったそう
リビング
すっきりとしたリビングでブルーの畳が爽やかな畳スペースでくつろぐ
広いリビングと小上がりの畳スペース、ダイニングのカウンターと、家族が各々に過ごせる居場所を用意。畳スペースはロールスクリーンで個室にすることも可能
洗面室
洗面台には水に強い木調のメラミン材を使用。上部に室内窓を付けたことで、キッチンから中の気配が感じ取れる。
トイレ
手洗い場の壁をブルーにし、お気に入りのボウルや照明をセレクトしたトイレは奥様のセンスが光る空間
システムバス
使い勝手が悪かった浴室のユニットバスも一新。手すりを付けて、老後のご夫婦だけの生活にも安心