リノベーションのよくある失敗とは?リノベ失敗を防ぐための重要なポイント

中古物件を購入したり、現在のお家をリノベーションをしてもっと住みやすい環境にしようとされる方もいるのではないでしょうか。

その際に、完成した間取りと想定していたイメージが合わず、失敗してしまうと取り返しがつきません。

今回は、リノベーションでよくある失敗からその具体例、さらに、リノベ―ションを失敗しないためのポイントと業者選びについてご紹介します。

リノベーションでよくある失敗

25207765_s.jpg

資金・費用面での失敗

リノベーションでよくある失敗の一つ目として、リノベーション費用が予算を超えてしまう場合があります。物件にお金をかけすぎたり、あれこれと追加で希望のプランを組み込んでいくと、予算や資金計画が崩れてしまうことがあります。

また、工期との折り合いで、支払うタイミングまで損なってしまうこともあるため、資金面や費用面では余裕を持たせる必要があります。

物件選びでの失敗

リノベーションを行う場合、新築や築浅物件ではなく、中古物件を購入することが多いです。

このとき、築年数や構造上の問題で、リノベーションをする際に困難な工事内容があります。築年数が古いと、思いもよらぬ箇所の劣化や耐震性が低い場合、柱を解体できなくて大規模なリノベーションができない場合などがあります。

自分の思い通りの設計となるような物件選びを行う必要があります。

業者選びでの失敗

リノベーション会社によって工事の内容や費用が大きく異なります。また、リノベーション会社によってそれぞれ得意としている分野があります。

物件探しから設計施工・アフターサービスまで一貫しておこなうワンストップサービスを提供する会社や、価格重視の会社、デザイン性重視の会社など、さまざまです。自分が何を重視するかに合わせて適切なリノベーション会社を選ぶことが大切です。

間取り・デザインでの失敗

設計段階では気づかずに、リノベーションを行った後に間取りやデザインでの失敗に気づくことがあります。

それを防ぐために、自分自身や一緒に暮らす人が理想とする住まいのアイデアを書き出してみましょう。部屋の間取りやデザイン、設備、素材などの自分のイメージをデザイナーへ余すことなく伝えるための重要な準備となります。

実際によくあるリノベーションの失敗例

リノベーションよくある失敗具体例①:資金・費用面

・住宅ローンの審査に落ちてしまい、物件を購入できなかった。

・住宅ローンの審査を通せたものの、月々の返済額が身の丈に合ったものではなかった。

・物件購入後に、理想の間取りや設備を計画してみたら、大幅に予算をオーバーしていることに気づいてしまった。

リノベーションよくある失敗具体例②:物件選び

・将来、売りに出すつもりでリノベーションをしたが、売れないし貸せなかった。

・配管が古く、交換が必要だったため、補修費用が必要以上にかかってしまった。

・設備の見た目はきれいだったが、雨漏り(天井の劣化)、カビ(空調不良・結露の発生)、きしみ(物件のゆがみ)、悪臭(排水管の不良)などの問題が有ることを発見し、補修費用が別途かかってしまった。

・給排水や排気の経路があらかじめ決まっていて、水回りや防音のための床材が替えられなかった。

リノベーションよくある失敗具体例③:業者選び

・建築士やデザイナーとセンスが合わず、自分のイメージとかけ離れたデザインになった。

・建築士の実力不足やコミュニケーション不足で、思うようなリノベーションができなかった。

・物件探し、住宅ローン選び、設計、施工まで、それぞれ別の業者を使っているため、連絡が非常に大変であった。

リノベーションよくある失敗具体例④:間取り・デザイン

・構造上、取り壊せない壁があり、間取り変更ができなくて、窓や出入り口やドアが設置できなかった。

・完成後に済んでみたら、想定よりも、土間収納やウォークインクローゼット、造作収納などの収納スペースが狭かった。

リノベーションを失敗させないためのポイントとは?

24525608_s.jpg

リノベーションの目的・イメージを明確にしておく

リノベーションを行う上で重要になるのが、5年後や10年後にどのような生活を送るのかと言う将来的な視点になります。

自分の子供の教育環境、親戚や両親の老後、障がいを持つ人がいるか否かなどについても考えながら、段差や照明、間取りなど、暮らしをイメージして、リノベーションプランを作る必要があります。

収納のバランスを考えておく

居住スペースを広く取りすぎて、収納スペースが取れなくなってしまったという問題が有ります。収納スペースが狭いと、家族の物が収容できない恐れがあります。

リノベーションの前に、家族の所有物の量を把握し、今後ものが増えることを想定して余裕をもってスペースを確保しておくといいでしょう。

業者選びをしっかり行う

リノベーションを成功させるうえで、業者選びは重要なポイントになります。

信頼関係を築くことができる業者を選ぶポイントは、プロとしての意見とアドバイスを誠実に伝えながら、お客様の要望まで聞いてもらえるところにあります。

業者へ計画を丸投げにするのではなく、打ち合わせを綿密に行い、詳細を書面に残してもらうなど、不明点を解消していきましょう。

リノベーションを失敗しないための業者選び

実績や得意分野を確認する

業者を選ぶ際には、会社名や工事費用だけで請負先を決めず、複数の会社資料を請求し、HPで過去の施工事例を確認しましょう。

得意分野が、マンションのリノベーションなのか、一軒家のリノベーションなのか、モダンな雰囲気の施工事例が多いかなどを確認しましょう。

そうすることで、デザイナーの得意分野と完成後の理想的なイメージを合わせやすくすることができます。

費用面にも注意

中古物件のリノベーションを行う場合、物件価格とリノベーションの総額を考える必要性があります。

リノベーション費用の目安は、フルリノベの場合で㎡単価10〜15万円ほどが中央値とされています。しかし、使用する内装部材や設備のレベルなどを考慮に入れることで、費用に幅ができてしまいます。

そのため、物件を買ってからリノベーションを考えるのではなく、トータルの概算見積もりをしてから物件探しや住宅ローンを視野に入れるようにしましょう。

提案力のある業者かどうか確認する

実際にリノベーションを施工する会社とのコミュニケーションは欠かせませんが、ワンストップリノベーションを行う会社であれば、提案力が高い可能性があります。

中古物件の購入から、設計、工事、ローン審査、保険、登記まで、全工程を一貫して依頼できる業者は、要望を聞き入れてもらいやすいです。

また、予算管理もしてもらいやすく、完成までの一連の流れを把握しているので、その予算内で希望に沿った様々な提案もしてもらいやすいです。

業界団体に加盟していると信頼できる

最後に紹介する業者選びのポイントは、業界の団体に加盟しているかどうかというところにあります。質の高いリフォーム業者は、リフォーム協会などの団体に加盟し、客観的に高い評価を得ています。

また、加盟団体であれば、依頼する業者が信頼できるか否かを調べやすいです。

まとめ 失敗したくないリノベーションならベターライフリフォーム協会会員業者をおすすめします

211208-9.png

ここまで、リフォームでよくある失敗とその具体例、リノベーションを失敗させないためのポイントと業者選びについて解説しました。

リフォームを行う際の失敗の原因は、ほとんどが準備の詰めが甘いことや施工へ関心がないことにあります。

一から様々な施工会社と連絡を取りながら、リノベーションの計画を行うのも、工事日程や費用面で把握することが難しいでしょう。

そこで、優良業者を選ぶ手がかりとして、ベターライフリフォーム協会の会員であるかどうかを確認してみましょう。

ベターライフリフォーム協会では、加盟に「リフォーム業務品質審査登録制度」の適合が条件となるため、一定の品質基準が証明されている業者になります。

リノベーションで想定していたイメージと完成した姿が合うようにするためにも、

ベターライフリフォーム協会会員の優良業者へリノベーションを依頼してみませんか?

⇒ベターライフリフォーム協会に加盟するリフォーム会社を探す



前へ

リフォームでよくある失敗の原因は?リフォーム失敗で後悔しないためのポイント