リフォームの不安を解消するには?信頼できる業者選び・トラブル事例を解説!

愛着のある自宅をより快適な空間にする手段として、リフォームは有効な選択肢となります。しかし、初めてのリフォームは分からないことだらけで不安になる方も多いはず。実際、リフォームにまつわるトラブルも年々増加しているため安心して依頼できる業者を選ぶことが重要になります。

この記事ではリフォームにまつわる不安要素と実際にあったトラブル事例も踏まえたうえで安心してリフォームを行うための業者選びのコツを解説します。

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リフォームに関する不安とは?

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が発表した「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査 第11回報告書」によると、今後10年以内にリフォームしたいと回答した持ち家に居住する30歳以上の男女1000人のうち約9割がリフォームに対し何らかの不安を抱いていることが判明しています。

 

戸建ての回答者に絞ってみると、不安要素は以下の6つが上位を占めています。

 

1位:見積もりの相場・適正価格が分からない(38.7%

2位:施工が適正に行われるか分からない(31.4%

3位:業者選びや手続きが面倒(26.8%

4位:業者ごとの特徴を比較検討しにくい(22.5%

5位:費用がかかる(19.4%

6位:誠意ある施工をしてくれるか分からない(18.5%

 

特に1位の見積もりの相場や適正価格に関する不安は30代から70代以上の全ての年代で最も回答数が多い項目となりました。

 

また、施工についても「適切に行ってくれるか分からず不安」という声も見られることから、居住者目線に寄り添ったリフォームの提案や施工を行ってくれる業者を選ぶことでリフォームの不安も解消できると言えそうです。

年々増加しているリフォームトラブルの件数

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多くの方がリフォームに不安を感じている背景として、依頼者とリフォーム会社とのトラブル件数が増加していることも無視できません。

 

公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが発表した「住宅相談統計年報2020」によると、住宅に関するトラブルや不安を抱えた消費者向けに行っている電話相談「住まいるダイヤル」におけるリフォームに関する2019年度の相談件数が、2010年の5,094件から234%増の11,948件となっています。

 

これらのトラブルは「信頼できる業者選び」をすることで防げるものが多いでしょう。

リフォームトラブルの事例とは

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リフォームの需要が年々高まっている分、知識のない消費者をターゲットにしようとする悪徳業者の存在も無視できません。業者選びを間違えてしまうと、どのようなトラブルに巻き込まれてしまうのか、よくある事例を紹介します。

見積もりより請求金額が高くなっている

最初の見積もり時点では500万円と提示されていたにもかかわらず実際に家が引き渡された後の請求書を確認すると720万円になっていた、無料で対応してくれると思っていた作業が実際には追加費用がかかるもので見積もりよりも高くなってしまったなどが、このトラブルに該当します。 

リフォームの見積もりは細かい仕様が決まってないうちに算出するため、どうしても大雑把なものになります。見積もりよりも請求額が大幅に増えてしまうといった事が起こらないようにするためには、正式に契約を締結する前に事細かに施工内容を決定し、書面を作成する必要があります。

リフォームの相場が知りたい場合は「BLRのリフォームギャラリー」を参考にしてみてください。

リフォーム工事の場合は現場の状態によって単価は変わりますので、記載してある通りの価格で実施できるとは限りませんが、当協会会員様の施工事例とリアルなリフォームの価格が掲載されていいますので参考になると思います。

⇒BLRリフォームギャラリーはこちら!

リフォーム後の不具合に対応してもらえない

リフォーム完了後からさほど経たないうちに壁紙が剥がれてきてしまった、窓際から雨漏りがするといった不具合を業者の担当に共有し、修繕を依頼したにもかかわらず対応してくれないトラブルがこちらに該当します。

リフォーム後の不具合対応は契約外、とならないようリフォーム後の保証内容や期間、費用について予め確認する必要があります。

保証期間内にもかかわらず対応してくれない場合は弁護士の依頼や内容証明郵便での依頼、リフォーム瑕疵保険の利用を検討する必要があります。

予定日になっても工事が始まらない、または工事完了日が遅れる

しっかり所定の期日までに費用を支払っているにもかかわらず予定日になっても工事が始まらない、行程表では工事が終わっていることになっているはずなのに、まだ全体の3分の1ほどの工事が終わっていないなどのトラブルが該当します。

工事開始日については契約書内で「期日までに工事が開始されない場合は契約を解除する」旨を記載しておくことである程度防ぐことが可能です。また、工事完了日が遅れるケースの中には工事途中であっても仕様を変更せざるをえない状況もあるため、一概に業者が悪いとは言えませんが基本的には工程表通りに進捗しているか、都度確認する必要があります。

リフォーム内容について言った言わないになる

打ち合わせの時に「寝室の壁の色はグレーで」と伝えたにもかかわらず、仕上がりは違う色になっていた、電話でシステムキッチンの仕様変更を依頼したにもかかわらず変更がないまま納品になったなどがこのトラブルに該当します。

リフォームに限らず、こういった業者との重要事項のやり取りでは口頭のみの伝達では相違なく両者で合意を取ったという証拠が残らないため、トラブル発生時に納得のいかない対応をされてしまう恐れがあります。業者任せにするのではなく、自身でも書面など形に残る形でメモを残すことが必要になります。

提案がずさん

こちらの要望に対して具体的な提案をすることなくカタログだけ渡して自由に決めてください、など丸投げ状態の業者にあたってしまうとこのトラブルに見舞われます。

自分たちの要望に応じてしっかりとカスタマイズされたリフォームの提案を求める場合は、業者の過去事例に目を通し、施工の幅がありそうかどうかを確認しておくと良いでしょう。

優良なリフォーム業者を選ぶポイントとは?

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前章で紹介したようなトラブルを起こさず、自分たちの家に対する要望を最適な形で実現してくれる業者にリフォームを依頼したいですよね。具体的にどのような部分に注視すれば優良な業者を選別できるのか、5つのポイントを紹介します。

アフターサービスや保証制度

リフォームは長く住む住居で行う施工である性質上、工事そのものよりも実際に工事が完了した後の長期的なメンテナンスや保証制度によって満足度が左右されます。

業者によって保証内容や対象期間が大きく異なるため、手厚くサポートしてくれるかどうかは必ず確認するようにしましょう。

実績・信頼感

これまでどのようなリフォームを手掛けてきたのか、事例を通して業者の技術力を把握することができます。ホームページや口コミはもちろん、自分たちの依頼と類似したリフォームを過去にやったことがあるのか、その時はどんな仕上がりになったのかなど個別具体的な質問を担当の方に伺うのも良いでしょう。

担当者の人柄・対応力

リフォームを依頼する時は分からないことや不安なことがたくさんあるはずです。

良い業者の担当者はそんな依頼側の気持ちを汲み取り、迅速丁寧な回答を心がけたり分かりやすい言葉で説明したりしてくれます。また、対面だけでなくオンラインやLINEなど多様なコミュニケーションツールを駆使することで依頼者と密な連携を図ろうとする担当者が在籍しているのも良い業者の特徴といえるでしょう。

提案力

「キッチンを新しくしたい」という要望一つをとっても、提案できるキッチンの種類や用途、価格帯は様々です。たくさんの選択肢の中から依頼者のニーズに適した選択肢を提示できる提案力はリフォーム後の生活における満足度に直結してくるため重要視したいポイントです。

 

建設業許可証の有無

ちょっとした箇所だけでなく、大規模なリフォームを行う場合は建設業務許可証を持っている工事請負業者かどうかを確認しましょう。具体的には費用が500万以上になるリフォームが対象です。500万円以上のリフォームになるにもかかわらず建設業許可証がない場合は違法となるので注意しましょう。

リフォームでは相見積もりも忘れずに

リフォームにおいて相見積もりを取ることには賛否両論あります。リフォームは自分が住む家に手を加えるわけですから、当然質の良い施工を望むでしょう。しかし、相見積もりを取ることで価格競争が発生し、提示した費用におさめるために粗悪な工事になってしまうことを危険視する声もあります。

しかし、よほどのことがない限りは相見積もりを推奨します。というのも、リフォームは工事内容や費用が業者によって変動するサービスになるためです。ご自身が希望するリフォームのおおよその相場を把握するために複数の業者に相見積もりを行うことで、不当に高い・安い業者を知ることができます。

不当に安い業者は本来必要な工数や人員など何かしらを省略することで費用を安くしていると考えられるため、費用だけでなく、提案内容や工事の品質を考慮することが重要です。

不安を解消する業者選びならBLR協会へ!

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リフォームにまつわる疑問やトラブル、優良な業者の見分け方について解説しました。記事内で解説したポイントを意識すれば、ある程度は業者を選定することが可能ですが、とはいえ業界に馴染みがない方が優良な業者を見極めるのは難しいでしょう。

そんな方はぜひ一度BLR協会へご相談ください。

一般社団法人ベターライフリフォーム協会は、主に地域の中小リフォーム事業者の信頼性、提案力、技術力の向上を図るとともに、お客様にリフォームに関する適切な情報を提供し、消費者保護の充実を図ることを目的として発足しました。

 

BLR協会ではリフォーム業務品質登録制度を採用しております。協会に登録しているリフォーム業者は17の項目からなるリフォーム業務品質審査を3年ごとに受け、都度審査結果を公表しているため品質の見える化が進められており、お客様が安心してリフォーム業者を選べるようになっております。 

安心して業者を選びたい方はぜひご活用いただければと思います。

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