滋賀県 株式会社ケイズテック 詳細

世代をつなぐ"ぬくもり設計"の家

築53年。
この住まいは40年前に一度だけ手を入れながら、長い年月を家族とともに過ごしてきました。今はご夫婦ふたりの静かな暮らしですが、お盆や正月になると、ひ孫を含む4世帯が自然と集まる“帰ってくる家”でもあります。笑い声が重なり、思い出が積み重なってきた、大切な場所です。

そんな住まいの変化のきっかけは、浴室の水漏れでした。排水や水栓から漏れるたびに「もうあかんなぁ」とこぼしたお施主様。老朽化した設備だけでなく、寒さや使いにくさも、長年抱えてきた悩みでした。

私たちは、設備を新しくすることだけを目的とするのではなく、これからの暮らしを安心して重ねていくためのリモデルをご提案しました。
使われていなかった作業場を活かして浴室と脱衣室を新設し、用途が変わることで生じる構造や寒さ・温度差の課題にも向き合いながら、見えない部分まで丁寧に整えています。

この住まいがこれから先も、「ただいま」と言いたくなる場所であり続けるように。
家族の記憶と未来を、あたたかさでつなぐリフォームです。

こだわりポイント
BeforeもしくはAfter図面あり / こだわりバス空間(洗面含む) / グリーン化・SDGs達成(断熱・耐震含む) / プロとしてのアイデア / ライフスタイルの変化提案 / 補助金等のリフォーム制度利用
リフォーム部分
バス / その他

暮らしの流れを整える、動線の再構成

浴室改修にあわせて周辺動線を見直し、入浴と作業が交錯していた間取りを再構成しました。
旧浴室を解体して作業土間と一体化し、浴室・脱衣室・作業の動線を分離。
日常の使いやすさと安心感を高めています。

冷たいタイルの浴室が、 安心して入れるお風呂に

かつてはタイル張りの浴室で、冷たさや狭さに加え、床の段差や滑りやすさもあり、毎日の入浴に安全面での不安を感じる状態でした。
基礎断熱を行い、壁や天井に断熱を施すことで、保温性と安全性を高め、“冷たさや不安”が“ぬくもりと安心の時間”に変わる空間へと整えています。

タイル張りで冷えやすく、寒さや温度差が身体への負担につながっていた既存の浴室
第1歩をやさしく包み込む浴室へと生まれ変わりました

通路だった場所が、 安心して身支度できる脱衣室に

かつては脱衣室がなく、作業場へつながる通路で着替えを行う必要があり、冬場は寒さが身体への負担となっていました。
浴室と一体で空間を見直し、脱衣室を新設。断熱を施すことで、入浴前後の温度差を抑え、落ち着いて身支度ができる環境へ整えています。
ご夫婦はもちろん、帰省したお孫さんやひ孫さんも安心して使える脱衣室が生まれました。

脱衣室として使われていた通路での着替えは、冬場の寒さが大きな負担となっていました
健康にも配慮した脱衣室へ

寒さと温度差に向き合う、見えない断熱設計

浴室と脱衣室を新設するにあたり、寒さや大きな温度差への配慮は欠かせませんでした。
もともと作業場として使われていたこの空間は断熱が施されておらず、外気の影響を直接受ける構成でした。

床には高性能断熱材ネオマフォーム45mmを二重に敷設。
壁は解体を最小限に抑える方針のもと、既存の土壁を活かしながら、室内寸法を確保するため薄くても性能の高いネオマフォーム45mmを内側に施工しました。
天井にはアクリアR45を隙間なく充填しています。

さらに、浴室・脱衣室の室内側にあたる間仕切り壁にもアクリアACWアルファ105mmを充填。

加えて防湿気密シートを施工し、室内の湿気が躯体内へ侵入し内部結露することを防止。
断熱性能が安定して発揮される環境を整えました。

見えなくなる部分だからこそ性能を重視し、目に触れないところまで丁寧に整えることで、季節を問わず安心して使い続けられる環境を実現しています。

断熱が施されておらず、寒さや温度差が日常的に生じる、安心して使えるとは言い難い状態でした
断熱を施すことで、安心して使い続けられる住まいとして、はじめて成立した空間です

温度差をつくらない、空気のバリアフリー

浴室と脱衣室を計画するにあたり、断熱性能だけでなく、空気の流れにも配慮しました。
浴室の天井はあえて閉じ切らず、暖かい空気の通り道を確保。浴室暖房換気扇の熱も活かしながら、入浴中に生まれたぬくもりが脱衣室へやさしく伝わるよう設計しています。

空間ごとの温度差を感じにくくすることで、入浴前後の動作が自然につながり、身体への負担を抑えました。
設備に頼り切るのではなく、設備と空気の動きを組み合わせて安心をつくる、空気のバリアフリーを意識しています。

暖かさがとどまらずに巡る、空気のバリアフリー

触れなくても感じる、空気の違い

空間の仕上げについて検討する中で、お施主様からは
「お手入れを考えると、クロスや無垢材は使いたくない」
という率直なご要望がありました。
見た目よりも、日々の暮らしに無理のない素材を重視したいという想いを受けて選定しています。

そこで採用したのが、調湿性に優れたモイスです。
湿気を吸放出し、空間の状態を穏やかに整える性質は、浴室や脱衣室といった水まわりに適した仕上げでした。
また、長年一緒に暮らしてきた愛犬にも、できるだけ空気のきれいな環境で過ごさせてあげたいという想いがあり、人にも家族にもやさしい空気環境を目指しています。

白く静かな表情の壁は光をやわらかく反射し、空間全体を落ち着いた雰囲気に。
触れなくても感じられる空気の違いが、日々の安心につながる仕上げとなりました。

素材選びから、空気の心地よさを整える

暮らしを守る、窓まわりの再設計①外窓

もともとは写真のとおり、洗面スペースにそのまま窓が設けられており、外部の影響を受けやすい状態でした。
そこで窓まわりを大きく見直し、開口部を整理したうえで、断熱性に配慮した APW330のFIX窓 へと再設計しています。

ガラス越しに木々の表情がやわらかく映り込み、風にそよぐ様子から季節の移ろいを感じられる窓辺に。
一方で、ドアを閉めることで視線を遮り、プライバシーを守りながら安心して脱衣室を使える環境を整えました。

外とつながりながらも、暮らしは守る。
光と景色を取り込みつつ、落ち着いて過ごせる脱衣室が生まれています。

開口部が大きく、冷気や外部環境の影響を受けやすい状態でした
光と景色を取り込みながら、暮らしを守るFIX窓へ

暮らしを守る、窓まわりの再設計② 内窓

洗面・脱衣室は道路に面しており、外からの視線や音、冬場の冷気が入りやすい環境でした。
入浴前後だけでなく、朝の身支度など日常的に立ち止まる時間が長い場所だからこそ、プライバシーと断熱性の両立が求められていました。

そこで内窓を設置し、窓を二重にすることで、外気や音が直接伝わりにくい環境を整えました。
外気や音の侵入をやわらかく抑えながら、室内の温度を安定させています。
外窓の見直しと組み合わせることで、一日の始まりから終わりまで、視線を気にせず安心して身支度ができる落ち着いた空間へと整えました。

道路に面し、冷気や音、視線の影響を受けやすい大きな窓
視線と冷えをやさしく遮る、内窓のある安心感

入浴動線を整えるための、作業土間の再構成

もともと浴室の横には小さな作業土間がありましたが、冷蔵庫を置くことができず、
浴室の前を通って離れた作業場まで移動する必要がありました。

そこで浴室の計画とあわせて、既存の浴室を解体し、狭かった作業土間と一室として再構成。
冷蔵庫を含めた収納や動線を整理し、入浴前後の動きと作業動線が交錯しない環境へと整えています。

さらに外窓を交換し、流しを設けてお湯も使えるようにすることで、
畑から戻ってすぐに作業ができる実用的な作業土間としました。
入浴と日常作業、それぞれが無理なく完結する動線計画です。

冷蔵庫を置くスペースがなく、 浴室の前を通って作業場まで移動
旧浴室を解体し、狭かった作業土間と一体化

お客様のニーズ(リフォームへの要望)

1.浴室の水漏れが続き、老朽化した設備を新しくしたい。

2.脱衣室がなく、通路で服を脱ぐ不便さと、入浴時に感じる冷えを改善したい。

3.農作業後の動線が悪く、勝手口まわりを使いやすく整えたい。

4.クロス仕上げを好まず、機能性と質感を両立させたい。

5.お盆や正月に家族が集まるため、みんなが快適に過ごせるあたたかい家にしたい。

お客様ニーズへの自社の対応

1.既存の作業場を活かして間取りを再構成し、浴室を新設。設備を一新し、安心して使える空間へ刷新。

2.脱衣室を新たに設け、各部位にフェノールフォーム断熱材と高性能グラスウールを適材適所で配置し、防湿気密シートで気密性を確保。断熱性能を高めることで、冬でもあたたかく快適な室内環境を実現。

3.勝手口まわりを再整備し、農作業後もスムーズに使える作業土間を新設。外と中をつなぐ動線を改善。

4.クロスを使わず、調湿・防カビ性能をもつモイスを採用。清潔で空気質に配慮した空間を実現。

5.家族が集まる空間として断熱性能を高め、温熱環境を中心に室内環境を最適化。世代を超えて快適に過ごせる住環境を整えました。これがケイズテックにしかできない“温もリノベーション®”です。

リフォーム工事後のお客様の評価

結婚して40年、タイル張りのこのお風呂とともに暮らしてきました。
寒さや狭さを感じながらも使ってきましたが、今は広くて暖かくとても快適に過ごせています。
脱衣室まであたたかいので、冬でも安心して入浴できます。
お掃除も簡単で、毎日拭き上げしてピカピカにしています。
孫たちも「ここはワクワクする空間やね」と言ってくれて、家族みんなで集まるのが楽しみになりました。
リフォームしてよかったと思っています。

所在地
滋賀県東近江市
施工日数
40日
施工完了
2025年05月
物件種別
戸建
築年数
53年
面積
123m²
費用
569.1万円(税込)(補助金等の制度活用:有)
居住者構成
ペット
犬(工事期間中も家族の一員として過ごしました。完成後まもなく旅立ちましたが、思い出の詰まった住まいで穏やかな時間を過ごしてくれました。)

事業所情報

ライフスタイルの変化に伴い、住宅に対するお客様のニーズも多様化してきました。こうした時代の中で、すべてのお客様に最良の空間をご提案したい!!高気密・高断熱で、住宅の見えないところをしっかりとかんがえる。それがK’s-tecの“温もりノベーション”です。

事業所名
株式会社ケイズテック
所在地
滋賀県愛知郡愛荘町市44-2
営業エリア
滋賀県内
営業時間
10:00~17:00
定休日
日曜日・祝日・GW・お盆・年末年始
電話番号 / FAX
0749-29-0762 / 0749-49-4553
対応物件
戸建
ホームページ
https://ks-tec.biz/

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