太陽の光でこころテラス
ご両親のことを想い、将来的に同居を考えていたが、お母さまの入院をきっかけに早めに準備しておこうとリフォームを決意。
・既存の玄関が暗いので、明るくしてほしい。
・LDKを広くしたいので、増築してほしい。
・両親が安全に、みんなが快適に暮らせるようにしてほしい。
上3点ご要望があり、改装させていただきました。
玄関・ホール
■ポイント:増築しても中庭からの光で人の心も部屋も明るくする。
お客様にとって、既存玄関は暗い印象で増築を希望されていましたが、そのまま増築するとお部屋も暗くなるため、中庭をつくることをご提案。
介護する側、される側が心も自然光を浴び、気持ちも元気になれるようにプランしました。
玄関からのアプローチは歩行や車いすを想定し、スロープに。
中庭をつくることで、視野だけでなく、家の中のアプローチもスムーズになるように計画配置。
休日にはご家族で集まり、中庭でバーベキューをされているとのこと。
ホール 造作手洗い ~旅館のような手洗い器~
■ポイント:安全で介護しやすい、されやすい。
年々老いて出来なくなることも増えるが、自然に体力づくり。なるべく自力で動けるように、安全を考え手すりやカウンターの高さも配慮。介護される人、する人にとっても必要な事である。
ホールには造作で手洗い器と、ご希望のスリッパも使いやすく、収納できるものへ。
手すりはご両親のことを考え、つかまりやすいように天井~床まで1本取付けた。
リビング ~家族団らんの空間へ~
■ポイント:玄関・ホール(増築部)・中庭と隣接していることからご希望であった広く、明るいLDKが実現。
床材は将来ワンちゃんを飼うご予定で、お掃除しやすいフロアタイルを採用。
よく見ないとフローリングとの違いが分からないほど。
窓枠や一部のドアは再利用した。
和室 ~ゲストルーム 里帰りできるように~
■ポイントご家族が帰ってきたときに泊まれるような空間をご希望とのことで、リフォームしてなくなった和室を増築部へ。畳は耐久性の強い和紙畳を採用。
中庭とも隣接しており、明るい日光が入ってくるようになった。
いつでも、ご家族の皆様が泊まれるようになり、笑顔があふれている。
中庭をつくることで、増築しても明るく、ご両親と快適な暮らしができる間取りへ。
間取りを考えていく上で、特に意識されたのはご両親の生活同線。
元々あった和室をベッドがおけるように洋室(寝室)へ変えつつ、少し遠いと感じていた洗面台を
すぐに行けるように寝室のそばへ新設。
以前あった玄関はウォークインクローゼットとなり、収納力UP。
エアコンも新設し、天井と壁に隙間を設けることで廊下へも暖かい、涼しい風が行くようになりました。