両親が安心して住めるように

「両親が安心して住めるように」と娘様の想いがつまったリフォーム。
　これまでは、居間から台所が離れており、奥様だけ料理の際は別空間にいる状況。
　北面に面した台所は寒く、奥様の孤立感を助長させているものでした。
　　その、台所を今回のリフォームでは耐震性能の許す限り、大きく間取変更。
暖かい居間と一体化した対面キッチンとすることにより、料理中もご家族様とおなじ空間でおしゃべりしながら作業する事が可能となりました。
　娘様からの、「いつか、私がこの家を引き継ぐことになったとしても大切に住み継いでいきたい」と思いをのせ、二世代が安全・安心に暮らしていくことが出来るようデザインさせて頂きました。

こだわりポイント: こだわりキッチン／こだわりトイレ／こだわりバス空間（洗面含む）／補助金等のリフォーム制度利用

リフォーム部分: リビングダイニング／寝室・個室／キッチン／バス／洗面室／トイレ

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キッチン

北側に面した台所。調理の際は、奥様が一人だけポツンと居間から離れた台所に立たなければなりませんでした。耐震性能に十分考慮し、居間に面する形で、キッチンを対面となる様設計しました。調理中も、明るい空間で、旦那様と会話を楽しみながら作業することができます。

古く、北側に面したキッチン。奥様がおひとりで調理をしていました。

対面式になり、リビングのご家族との会話が楽しめます。

トイレ

手摺等も取りついておらず、膝を痛めているお客様には少し立ち上がりが大変でした。
今回の工事で、娘様憧れの浮いている便器を導入。娘様こだわりの空間を一緒に作り上げると共に、手摺を設置することにより、カッコよさと安全性を両立させました。

手摺もなく安全性に不安があったトイレ。

デザイン性にも安全性にも配慮したトイレになりました。

玄関

台所を分断するように設けられた玄関。調理の際、奥様はここをいったり来たりしていましたが、同スペースはキッチンへと変貌しました。

台所を分断して設けられた玄関。

現在はキッチンスペースへと変貌しました。

和室

居間に続く和室は、物置状態。階段を上らなくても1階で休める様に寝室にしたいとご要望がありました。
以前の和室・広縁を洋室へ。六畳間から八畳間に帰ることにより、お客様、奥様のベッドが置けるようになりました。

物置と化していた和室・広縁。

和室・広縁を洋室に変更して、寝室に。

浴室

浴室入口には段差があり、これが当たり前の状態になっていました。
浴室の入替工事に合わせて、入口段差を解消。
「段差がないのはいいねぇ」と今まで気付かなかった、安全性を感じて頂けることができました。

古く、段差もあった浴室。

新しくなったお風呂。段差も解消され、更に暖かな空間に。

居間

家の中心にあったお仏壇。居間スペースをやや圧迫していました。
間取変更に合わせ、お仏壇の位置を移動し、居間をより広く開放的にしました。

居間を圧迫する仏壇スペース。

仏壇スペースを移動し、広くなった居間。

特に配慮した事項

築35年経過したお客様邸。
これからも安心して暮らしていくには、耐震性能・間取りにご不安があったご様子でした。
　『両親には安心・安全に過ごしてもらいたいし、ゆくゆく私が住むことになった時も安心して過ごせるようにしたいなぁ・・・』という娘様の想いを含め、耐震性能・バリアフリー性能に配慮したリフォームをさせて頂きました。