この自宅でこれからも

旦那さんと2人で過ごしてきた大切な自宅。

旦那さんがご逝去されたことにより、現在はS様一人暮らしとなりました。

「お父さんが残してくれたこの自宅を大切にこれからも過ごしていきたい...
　でも、水廻りは古くなってきたし、何よりも寒いんです...」とお悩みを相談頂いたことが、今回のリフォームのきっかけでした。

旦那さんの想いをのせ、これからもS様が安心して過ごして行けるように、リフォームを行いました。

こだわりポイント: BeforeもしくはAfter図面あり／こだわりキッチン／こだわりトイレ／こだわりバス空間（洗面含む）／補助金等のリフォーム制度利用

リフォーム部分: リビングダイニング／キッチン／バス／洗面室／トイレ

リフォームギャラリー検索へ戻る

数多の地震を乗り越えてきたお風呂

ご自宅を建てられたときから、ずっとご利用されてきた浴室。
これまでの地震の影響で、壁周りはヒビが入り、水の侵入や隙間風を防ぐことでなんとか凌いできました。

お打合せ時には、
「お湯はりをしてもすぐにお湯が冷めてしまうし、冬場の浴室は極寒。」とS様。
　別途ヒーターを準備しなければ、とてもお風呂に入ることが出来ませんでした。

そこで今回は新しいお風呂を導入する際に、しっかり断熱工事を実施。
あわせて高断熱浴槽を設置することにより、気密の保たれた浴室空間を作りあげることができました。

工事後にはS様より「スイコーさん聞いて！お風呂入るときはあったかいのよ！寒いのが当たり前だったから、びっくりしちゃった！」とお話をしてくださいました。

システムバスプラン時には、事前に浴槽横に手摺を設置。
今後の生活を想定し、バリアフリー対策として姪っ子様がS様を想い、プランニングを一緒にしてくださいました。

利便性とおしゃれは譲れない！

今回のリフォーム工事では、浴室・リビングがメイン。
打合せ時は、トイレの事は二の次でした。

しかし、お打合せを重ねていくと、トイレに対しての想いが次から次へ...

「トイレの壁紙はお掃除がしやすい様にしないとね。でも、モダンな感じにもしたいのよ。」
「今の時代は、トイレにも携帯を持って行くじゃない？携帯が置けるように棚もほしいわ。」
「今はいいけれど、そのうちトイレの立ち座りにも手すりがあると安心かも。今のうちにつけておこうかな。」

気付いたら、トイレがS様こだわりの空間となりました。

あたたかさと一緒に

L型で壁に向いていたキッチン。

リビングを背にS様は一人でぽつんと料理をされることが多かったようです。
また、北側に面しているキッチンに採光を入れようと建設時に計画された出窓。
今となっては、西日が強く眩しいことと、冬場の冷気が入って寒いキッチンとなってしまいました。

そこで今回はキッチンを思い切って対面式へ。
大きな配置変更に合わせ、出窓部分に内窓を設置しました。

リビングから続く暖気を逃すことなく、キッチン部分まで一体的に温かさを維持することが出来るようになりました。

みんなの笑顔がみえる

キッチンの配置変更に伴い、これまで別々だった台所と和室を一体化。
開放的なLDKをプランニングしました。

キッチン流しに立つ際には、LDKの様子が一望できるようになりました。

S様の家に遊びにくるご親戚様も、リビングで寛ぎつつS様とお話できるようになりました。

これまでのひとりぽつんと台所に立つ時間はなくなり、会話の弾む笑顔に満ちた時間を創りだすことができました。