四世代の想いをつなぐ

〝家が欲しい〟

　1DKの部屋に５人で暮らしていたKさんは、子供たちの成長に伴い部屋数の少なさが悩みでした。
　３人の子供たちに一人部屋を用意してあげたいと悩み、考えて辿り着いた結論は両親との三世代同居でした。
　既存住宅を購入してリノベーションしたり、新築住宅を建てることに憧れはありましたが、これから教育費や食費が増えていくこと、旅行や趣味も楽しみたいことも考えた上で両親と同居することが良いと。

　すると、ご主人様のお父様より、「おばあちゃんの家を使っていいよ」と一声。

　元々、店舗兼住宅として利用していたおばあさまのご自宅をK様へお譲り頂けることが今回の工事のきっかけでした。
　昔ながらの和室続きの間取りに、店舗が併設されており、K様ご夫婦と3人のお子様が暮らしていくにはなかなか不便な間取りでした。

　軸組在来工法で大切に作られたおばあさまのご自宅を、一からインスペクション・耐震診断を行うことにより、K様の夢を叶えつつ、万が一の災害時も本当にご安心いただける様、間取のご提案をいたしました。
　また、耐震性を上げる為に単に壁面を増やすのではなく、自然光を確保するためにも各部屋ごとに詳細に窓のご提案を行いました。道路面に面したご自宅がプライベートを確保しつつ、明るく穏やかに過ごせるようにお打合せを進めました。
　K様のおばあさま、お父様、K様の3世代の想いを繋ぎつつ、4世代目のお子様たちの笑顔を生み出す夢のマイホームづくりを行わせて頂きました。